顎に痛みがあったり、口を開け閉めする際に音がするといったような
症状を訴える方々が 増えているといわれています。

こういた違和感は、顎関節症だと思われます。

なぜ、顎関節症の方が増えているのでしょうか？
現代生活と、大きな関係があるといわれています。

即ち、日常的にやわらかい食べ物が多くなって、昔のようにするめを炙って
かじったり、硬いものを歯を使って噛み切ったりするなどの、いわば噛む力
を必要としなくなっているために、 顎関節も、またそれに付随して動く筋肉も
大幅に機能が低下してきたのではないかと考えらる人もいます。

日本人の写真を見ると、明治、大正時代の人には、
下顎のエラが張った、 角ばった顔が多く見られといいます。

一方、現代の小学生、幼稚園児の顔はどうでしょう。

顎のあたりが華奢で、顔の形も細面の子供が多いといえないでしょうか？
たしかに、人間の顔は、顔がほっそりしてスマートに見えるかもしれません。

しかし、それこそが顎の本来の機能が大きく低下している表れだといえます。

ハンバーグやスパゲティなどの洋食に留まらず、和食やスーパーやコンビニ
などでお目に架かる調理済みの食材なども含めて、食生活そのものが極めて
やわらかい物を日常的に取る環境が作られてしまっています。

こうした状況が私たちの顎の筋肉を毎日適度に動かす環境を狂わせ、

現代社会のストレスと共に、不正な噛み合わせの人を増加させています。

このような顎の機能の低下が不正な噛み合わせが招いていることが、
顎にある筋肉を異常な緊張をつくりだしているのではないでしょうか？

顎関節症は、単に口が開けにくい、関節から音がするなどの一般的な症状
のほかに、 めまいや立ちくらみ、症状がひどい場合には嘔吐することもなど
もあります。

これらは、その原因の多くが、顎関節症による異常な筋肉の 緊張によると
思われ、偏頭痛、肩こりも、筋肉の緊張によって引き起こされる症状です。

こうした状況にある筋肉には、適度な刺激が大切です。

顎関節症の治癒、症状を和らげるためには、筋肉の緊張を適度な運動を
させて、できるだけ早く開放し、 再び緊張させないようにすることが重要です。

そこで、